2022年の熊野本宮大社例大祭・本宮祭

熊野本宮大社例大祭・本宮祭

熊野本宮大社例大祭・本宮祭(ほんぐうまつり)、昨日撤収作業を終えました。無事にお祭りを斎行できてほっとしています。

本宮祭には八撥(やさばき)神事、御田植(おたうえ)神事、大和舞奉奏、巫女舞奉奏と子供が主役の祭儀が多く、コロナ禍で子供の参加が難しく通常の祭礼ができずにいます。

2〜3歳くらいの男子たちが主役である八撥神事、小学校低学年の男女の子供たちによる御田植神事、小学5年生から中学1年生の男子たちによる大和舞奉奏、同じく女子たちによる巫女舞奉奏。一昨年は子供が参加する祭儀が何ひとつできませんでした。

昨年から八撥神事は参加人数を少なくすることで実施し、大和舞、巫女舞の奉奏は成人の男女が子供たちに代わって行うことで実施しました。

今年はさらに御田植神事を成人の女性が行うことで実施できました。本宮祭最終日4月15日に行う祭礼は御田祭(おんださい)と呼ばれ、その中核となる祭儀が御田植神事です。

通常とは異なる形ではありますが、コロナ禍のなか御田植神事を初めて斎行できたことを嬉しく思います。

神輿渡御などまだできないこともあり、また反省点もあるのですが、多くの方々のご協力でよいお祭りができたと思います。ありがとうございます。

熊野本宮大社の公式のYouTubeチャンネルではライブ配信が行われました。こちらの動画ではちょこちょこ私も映っています。どうぞご覧くださいませ。

今年2021年の熊野本宮大社例大祭・本宮祭で授かった挑花

今年2021年の熊野本宮大社例大祭・本宮祭で授かった挑花(ちょうばな)。

本宮祭では挑花(ちょうばな)と呼ばれる菊の造花を豊穣の母神・熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)に奉ります。

挑の字には「掲げる」「担ぐ」などの意味があり、15日の渡御祭では挑花を台に飾りつけ肩に担いで掲げて渡御します。

挑花台

例年であれば挑花は御田祭の後に行われる餅まきで赤い餅を拾った参列者に赤い餅と引き換えで授けられます。今年は餅まきがなく、例年とは異なる形で参列者に授けられました。

挑花

この花を授かれば、1年災難なく過ごせ豊作であると伝えられます。

コロナ禍が続きますが、災難なく過ごせますように。

2021年の熊野本宮大社例大祭・本宮祭で着用したマスク3種

今年2021年の熊野本宮大社例大祭・本宮祭でも私たちはマスクを着用して参加しました。

昨年は不織布マスクだけでしたが、今年は熊野本宮大社宮司が書いた文字や絵を印刷した布マスクを不織布マスクの上に着けました。

マスクは3種類ありました。

熊野本宮大社マスク
4月13日の湯登神事、宮渡神事で着けたマスク

4月13日の湯登神事、宮渡神事で着けたマスク。父親の肩に担がれた稚児が描かれています。

熊野本宮大社マスク
4月15日の本殿祭で着けたマスク

4月15日の本殿祭で着けたマスク。本宮祭の文字が印刷されています。

4月13日の湯登神事、宮渡神事で着けたマスク。
4月15日の渡御祭、御田祭、還御祭で着けたマスク

4月15日の渡御祭、御田祭、還御祭で着けたマスク。挑花(ちょうばな)が描かれています。

本宮祭では菊の造花を豊穣の母神・熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)に捧げます。この菊の造花を挑花と呼びます。

挑花台

挑の字には「掲げる」「担ぐ」などの意味があり、15日の渡御祭では挑花を台に飾りつけ掲げて渡御します。

例年であれば挑花は御田祭の後に行われる餅まきで赤い餅を拾った参列者に赤い餅と引き換えで授けられます。この花を授かれば、1年災難なく過ごせ豊作であると伝えられます。