1964年東京オリンピックの開会式で歌われた「オリンピック東京大会讃歌」は熊野出身の文豪・佐藤春夫が作詞したものです。
オリンポス遠きギリシャの
佐藤春夫作詞「オリンピック東京大会讃歌」
いにしへの神々の火は
海を越え荒野をよぎり
はるばると渡り来て
今ここに燃えにぞ燃ゆる
2020年東京オリンピックの聖火到着式では聖火が2度消えるというハプニングがありましたが。
ともあれ聖火リレーが中止になったのはよかったです。あれで新型コロナウィルスが全国に感染拡大していったら堪らないと思っていました。
2020年の東京オリンピックはこれまでもエンブレムとか新国立競技場のデザイン案とか予算の大幅超過とか、暑さ対策のかぶる傘とか、トイレの臭いがする東京湾とか、マラソン競歩の開催地変更とかいろいろありましたが、中止ではなく延期ということであれば、これからもいろいろあるのでしょう。
第1回大会の1896年アテネオリンピック以降、近代オリンピック史上、オリンピックの延期は1度もありませんでした。1940年の東京オリンピックも中止でした。
オリンピック延期は中止よりもはるかに困難があるのだろうと思います。中止にしてほしいというのが正直なところです。