梅雨入りしてシイノトモシビタケが見られるようになりました。
熊野地方の梅雨の風物詩である光るキノコ、シイノトモシビタケ。
シイノトモシビタケの学名は、Mycena lux-coeli(ミケナ ルックス – コエリ:天国の光のキノコ)。
その学名は浄土の地とされた熊野に似つかわしく、実際に熊野はシイノトモシビタケの世界最大の生息地帯です。
シイノトモシビタケが発見されたのは東京の八丈島で1951年のことですが、南方熊楠顕彰館の収蔵庫には1903年に那智で採集されたシイノトモシビタケの標本が保管されています。シイノトモシビタケは発見される48年前に那智で採集されていました。
シイノトモシビタケの生息地は熊野の大切な宝物です。
写真はすべて妻が撮影したもの。