今年の河内祭の宵宮は7月23日(土)

河内祭

国の重要無形民俗文化財、河内祭(こうちまつり)は、河内島(河内神社)から古座神社に分祀されているご神霊を古座神社から河内島まで御舟で里帰りさせる水上渡御のお祭り。

写真は2014年7月24日の宵宮の御舟の夜籠り神事。おごそかで幽玄な雰囲気のなか、河内島の周囲を御舟が時計回りにゆっくりと3周します。

河内祭はこれまで曜日に関係なく7月24・25日に斎行されていましたが、今年から7月の第4土日に行われることになりました。今年は7月23・24日。

河内祭
http://www.mikumano.net/photo/29.html

国指定重要無形民俗文化財「河内祭」の主祭場となる無社殿神社

河内島

河内祭の主祭場となる河内島
古座川の川中にある、島を御神体とする無社殿神社。

河内島

紀伊続風土記』の宇津木村の条には以下のように記されています(現代語訳てつ)。

河内明神
村の巳の方(※南南東※)、古座川の中にある。高さ15間ばかり、周50間ばかりの岩山の小島である。これを神として祀り、高川原村古田村・宇津木村・月野瀬村の4ヶ村の氏神とする。古から土地の人はこの島に登ったことがなく、島中の草木にかりそめにも手を触れることもない。岸頭の岩、高さ30間、横の山足50間ばかりを境内とする。

河内島が浮ぶ古座川はかつては祓川と呼ばれていました。ケガレを祓う聖なる川。

国の重要無形民俗文化財、河内祭、今年は7月23・24日に斎行

国の重要無形民俗文化財、河内祭(こうちまつり)はこれまで7月24・25日に斎行されていましたが、今年から7月の第4土日にということになりました。

今年は7月23・24日。

河内祭

河内祭は、河口近くにある古座神社から古座川を3kmほど遡った川中にある河内島に御神霊を里帰りさせるお祭り。

河内祭

河内祭は日本遺産「鯨とともに生きる」の構成文化財のひとつです。古式捕鯨の鯨船を御神霊の御座船として用います。