5月12日は第28回南方熊楠賞授賞式。授賞者は宗教学者の櫻井治男先生。
明治末期から大正にかけて行われた神社合祀とその後の神社復祀の実態を三重県下をフィールドワークして研究されてきた成果が評価されての南方熊楠賞授賞となりました。
第28回南方熊楠賞【人文の部】選考報告
記念講演の『お宮の合祀と「神社復祀」』が楽しみです。
私は当日、スタッフとして会場ロビーの熊楠グッズ等の販売コーナーにおりますので、よろしくお願いいたします。
※本ページは広告による収益を得ています。
5月12日は第28回南方熊楠賞授賞式。授賞者は宗教学者の櫻井治男先生。
明治末期から大正にかけて行われた神社合祀とその後の神社復祀の実態を三重県下をフィールドワークして研究されてきた成果が評価されての南方熊楠賞授賞となりました。
第28回南方熊楠賞【人文の部】選考報告
記念講演の『お宮の合祀と「神社復祀」』が楽しみです。
私は当日、スタッフとして会場ロビーの熊楠グッズ等の販売コーナーにおりますので、よろしくお願いいたします。
デラックスケーキで知られる和歌山県田辺市にある菓子店、鈴屋さんのお菓子「熊楠さん」!
南方熊楠が好きだったあんぱんをモチーフにしたまんじゅうです。
田辺は、南方熊楠が定住の地に選んだ町です。 田辺にお越しの際にはぜひお土産に「熊楠さん」やデッラクスケーキをどうぞ!
千代田区立日比谷図書文化館にて開催される「ジャパニーズ・エコロジー 南方熊楠ゆかりの地を歩く」の写真展・ポスター展(5月22日〜6月17日)、シンポジウム(6月14日)に向けての熊楠ゆかりの地紹介。第2回目は和歌山県田辺市にある神島(かしま)。
田辺湾内で目ぼしい処は、何といっても神島だ。すでに神島と名づく。この島の神が湾内を鎮護すると信ぜられたるの久しきを知るべし。
(「紀州田辺湾の生物」『南方熊楠全集6』平凡社、276頁)
神島はその名の通り神様の島とされた田辺湾に浮かぶ無人島です。
たとえば今度御心配をかけし田辺湾の神島のごときも、千古斧を入れざるの神林にて、湾内に魚入り来るは主としてこの森存するにある。これすでに大なる財産に候わずや。
(松村任三宛書簡、明治四十四年八月二十九日付『南方熊楠全集7』平凡社、493頁)
その森には古来斧が入れられることがなく、魚が寄ってくるよい魚つき林となっており、田辺湾の漁民たちの崇敬を集めました。
神島は「昨今各国競うて研究発表する植物棲態学 ecology を、熊野で見るべき非常の好模範島」でした(柳田國男宛書簡、明治四十四年八月六日付『南方熊楠全集8』平凡社、59頁)。
熊楠が昭和天皇に拝謁したのもこの神様の島。
国の天然記念物で、国の名勝「南方曼陀羅の風景地」の一部。島内への立ち入りは禁止。
写真展・ポスター展の写真は、CEPAジャパン代表で公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員の川廷昌弘さんが撮影したもの。私が現地のご案内をしました。
このブログに掲載している写真は私が撮影したものです。