今年も熊野本宮盆踊り大会、開催いたします!
今回が3回目となる熊野本宮盆踊り大会。
日時:8月21日(日)午後6時から
場所:熊野本宮大社旧社地大斎原(雨天の場合、うらら館
そもそも盆踊りというのは、鎌倉時代末期に起こった時宗という仏教の一派が行った「踊念仏」、念仏を唱えながら踊る「踊念仏」が原型だといわれています。
時宗の開祖は一遍上人。
旧社地にある石碑には一遍上人が書いた南無阿弥陀仏の文字が刻まれています。一遍上人は熊野本宮に籠って、夢の中で熊野権現から夢の中で熊野の神様から教えを授かって、それがきっかけとなり、時宗という新しい仏教の一派が起こりました。
「信不信をえらばず、浄不浄を嫌わず」というのが一遍上人に与えられた熊野の神様の教えです。信じていようが信じていまいが関係ない、不浄であろうが関係ない、という教えです。
一遍上人自身が、私の教えは熊野の神様が夢のなかで伝えてくれた教えである、と言っています。
時宗では、このときの熊野本宮での一遍上人の体験から時宗は始まったのだとしています。
ですので、熊野本宮がなければ、一遍上人の時宗はないし、時宗が行った踊念仏もなく、そして踊念仏から生まれた盆踊りもなかったということになります。
盆踊りは日本の文化を代表するような民俗芸能ですが、その精神的、宗教的なルーツ、根源の地が熊野本宮だということです。