河内祭の主祭場となる河内島。
古座川の川中にある、島を
『紀伊続風土記』の宇津木村の条には以下のように記されています(現代語訳てつ)。
○河内明神
村の巳の方(※南南東※)、古座川の中にある。高さ15間ばかり、周50間ばかりの岩山の小島である。これを神として祀り、高川原村・古田村・宇津木村・月野瀬村の4ヶ村の氏神とする。古から土地の人はこの島に登ったことがなく、島中の草木にかりそめにも手を触れることもない。岸頭の岩、高さ30間、横の山足50間ばかりを境内とする。
河内島が浮ぶ古座川はかつては祓川と呼ばれていました。ケガレを祓う聖なる川。