
3月27日(木)、熊野本宮大社旧社地・大斎原で「巻絹」が奉納されます!
「巻絹」は、熊野本宮の巫女が主役の能の演目です。本宮の巫女が神憑かりして神の言葉を語ります。
「巻絹」で私が好きなのは、巫女が伝える熊野本宮の主神の言葉。
證誠殿は阿弥陀如来。十悪を導き、五逆をあわれむ。
謡曲「巻絹」
熊野本宮の主神の本体は阿弥陀如来である。
熊野本宮の主神は十悪(殺生・偸盗・邪淫・妄語・綺語・悪口・両舌・貪欲・瞋恚・邪見の十種類の悪行)を犯した者を導く。
また、阿弥陀如来が救済から除外するとした五逆(殺父・殺母・殺阿羅漢・破和合僧・出仏身血の五つの大罪)を犯した者さえも憐れむ。
あらゆる人々を熊野は救済するのだ、と熊野本宮の主神は巫女の口を通して宣言します。
3月27日(木)16時〜17時半、熊野本宮大社旧社地・大斎原にて。立ち見での観覧は無料(椅子席は法人・個人の協賛席となります)。雨天時は世界遺産熊野本宮館で。

熊野本宮大社で「巻絹」奉納記念の御朱印をいただきました。奉納当日の3月27日までの限定授与品です。1枚500円。