9月1日から世界遺産熊野本宮館で始まった写真展「熊野修験」を見に行きました。
熊野修験再興33年を記念して開催された写真展です。
明治新政府により修験道が禁止されたのが明治5年(1872年)。熊野修験が復活したのが昭和63年(1988年)。廃絶されてから116年を経ての復活でした。
その途絶していた歳月の長さに、明治政府による熊野信仰の破壊がどれほど徹底的なものであったのかを思い知らされます。
写真展「熊野修験」は、写真家・森武史さんが、熊野から吉野を目指す大峯奥駈などに取り組む修験者たちの姿を20年にわたって撮影したものを展示しています。修験者たちとともに長年峰入りしている方だからこそ撮れる写真でした。
素晴らしい写真がたくさん。ああ、ここ歩いたことあるな、とか昔を思い出したり。
写真集も9月1日に発行されたので、熊野や大峰が好きな方はぜひ!
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