
本日3月21日は和泉式部忌。
平安時代中期の歌人・和泉式部は生没年不詳ですが、3月21日を命日とする伝承があります。
和泉式部は伝説の世界では熊野と縁の深い人物で、熊野本宮大社の境内には和泉式部の供養塔があります。
和泉式部と熊野の神様の間で、以下のような和歌のやりとりが行われたと伝えられます。
晴れやらぬ身のうき雲のたなびきて月のさわりとなるぞかなしき(和泉式部)
もろともに塵にまじはる神なれば月のさわりもなにかくるしき(熊野権現)
『風雅和歌集』
この和泉式部と熊野権現の歌のやり取りの伝承は、月経が国家的に法律で不浄なものとされた時代において、熊野はそれに従わないという意思表明です。
熊野は中央とは異なる価値観を有しているのだということをこの伝承は示しています。
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