今日12月12日は漢字の日。なので、漢字の話題を。
龍龍
龍龍
龍4つでできた漢字。音読みはテチ、テツ。訓読みなし。意味は「言葉が多い」「口数が多い」。64画。
和歌山県田辺市龍神村にこの漢字1文字が名前の喫茶店があります。
このお店のおかげでこんな漢字があることを知りました。
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龍っておしゃべりなんですね。
龍についてのお話で私が好きなのは、中国前漢時代の歴史家・司馬遷が書いた歴史書『史記』にある孔子が老子に出会ったときのお話。老子と別れたあと孔子は弟子に老子について次のように語りました。
「鳥,吾知其能飛;魚,吾知其能游;獸,吾知其能走。走者可以為罔,游者可以為綸,飛者可以為矰。至於龍,吾不能知其乘風雲而上天。吾今日見老子,其猶龍邪!」
司馬遷『史記』「老子・韓非列伝第三」
(てつ訳:鳥が飛べて、魚が泳げて、獣が走れることは私も知っている。走るものは網で捕えることができるし、泳ぐものは釣糸で釣ることができるし、飛ぶものは矢で捕えることができる。しかし、風雲に乗じて天に昇る龍は捕えることができない。私は今日、老子に会ったが、あたかも龍のようであった」と)
道教で神格化された老子という人物は龍のような神話的な人物でした。
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