一昨日から読書週間が始まりました。
いま読んでいる本は、根井浄・山本殖生編著『熊野比丘尼を絵解く』。
熊野比丘尼とは、熊野三山に属した僧形の女性宗教者です。
熊野比丘尼が活動したのは戦国時代の頃から江戸時代にかけて。荘園を失い、参詣者も減り、経済基盤が揺るぎだした熊野三山の運営資金を集めるために熊野比丘尼は諸国を巡り歩きました。
熊野比丘尼は、毎年年末から正月にかけて熊野に年籠りし、伊勢に詣でたあと、諸国を巡り、熊野信仰を布教し、熊野牛玉宝印や梛の葉を配って、熊野三山への喜捨を集めました。
熊野は女性の力によって支えられてきた聖地なのです。
熊野比丘尼について詳しくはこちら。
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