日本ヤタガラス協会の会報とピンバッジが届きました。
「烏合の衆」という会報名がよいです。
カラスの群れのように統一も規律もなく寄り集まった群衆。
熊野っぽい、紀伊国っぽい感じがします。
戦国時代、日本に30年余り滞在した宣教師ルイス・フロイスは紀伊国のことを「四つ五つの共和国的な存在があり、いかなる権力者もそれを滅ぼすことができなかった」と述べています。
紀伊国は、天下人を頂点とする中央集権的なあり方に真っ向から対立する精神をもった人たちが住まう地域であったのです。
日本ヤタガラス協会の目的は「国内でのヤタガラス(八咫烏)の情報交換を通じて認知度を高め、韓国三足烏交流協会との連携を深めるとともに、東アジア世界の人々と文化・観光の交流推進すること」。
日本ヤタガラス協会協会規約(pdf)
ヤタガラス(八咫烏)は元々は大きなカラスです。それが3本足で描かれるようになったのは、中国から朝鮮半島を経て日本に伝わった中国神話の三足烏の影響でしょう。