明日10月13日には今年2度目の湯登神事を行ないます。湯登神事を年に2度行うのは、たぶん熊野本宮大社2050年の歴史上初めてのことです。
通常、湯登神事は熊野本宮大社例大祭の初日4月13日に1度行われるだけです。
湯登神事について文化人類学者の鈴木正崇先生のご著書より。
湯登は精進潔斎して山に登り、稚児は十二所権現のお使いとして拝所ごとに八撥(やさばき)の舞を奉納して神降ろしをする。湯(ユ)は潔斎だけでなく、斎(ユ)にも通じ神降ろしも意味する。湯登は多義的な湯の意味づけで成り立つ。
(鈴木正崇『熊野と神楽 聖地の根源的力を求めて』12頁、平凡社)
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明日、私は裃を来て湯の峰温泉から大日越えをします。
湯登神事の後は八咫の火祭りにも参加します。