花狂い

「花狂い」ということばがある。愛知県北設楽郡一帯に伝わる花祭に、身も心ものめり込んでしまった人のことである。冬が近づくと花祭の囃しである、「テーホヘ テホヘ」の独特のリズムと響きが耳に浮かんで離れなくなるのだ。
花祭は霜月の頃に行われる独特の湯立て神楽で、太陽の力が衰えるこの時期に、生命と大地の再生を祈念して行われ神事である。大きな釜に湯を沸かし、神々を招き舞いを奉納し、神とともに新たに生まれ清まるのである。
(内藤久義「花を継ぐもの―― アチックミューゼアムから花祭の未来へ ――」
http://klibredb.lib.kanagawa-u.ac.jp/dspace/handle/10487/11897

熊野花祭を実現するために集まった有志「熊野でテホヘ実行委員会」にも花狂いがいます。
これまでに20年ほど花祭に通っている彼女の熱意により花祭熊野公演が今年12月8日(土)に熊野本宮大社旧社地にて実現することとなりました。

熊野から奥三河に伝わった湯立神事が数百年の時を経て熊野に里帰りします。その歴史的な瞬間にぜひ立ち会ってください。詳しくは↓

花祭熊野公演チラシの印刷用のPDFデータを公開しています。
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できるだけ多くの方々に来ていただきたいので、ご協力よろしくお願い申し上げます。

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