熊野本宮大社瑞鳳殿1階「とりいの店」さんで、小さな皆地笠(みなちがさ)が売られていたので、これは貴重と即買しました。
ヒノキで編んだ手作りの笠。その産地である皆地(和歌山県田辺市本宮町皆地)にちなみ皆地笠と呼ばれます。
皆地笠は本宮町を代表する伝統工芸品ですが、現在、その伝統の技を受け継ぐ人物はただ1人となってしまいました。御齢97歳。
京都比叡山で千日回峰する行者がかぶる笠や、茶道宗家などからの注文で籠や茶道具を編むことも。籠や茶道具は桐の箱に入れられ、何百年と使われることになるそうです。