韓国映画『徐福』

世界56ヶ国で公開される韓国のSF映画『徐福(英題・SEOBOK/中文題・複製人徐福)』が先日から日本でも公開されました。

徐福は中国・秦の時代の方士。今から2200年ほど前に不老不死の仙薬を求めて熊野に上陸し、住まい、熊野の人々に様々な技術を伝えたといわれます。農耕、漁法、捕鯨、造船、紙すき、焼き物、土木、医薬などの新技術は徐福が教えてくれた、と。徐福伝説 in 熊野

徐福が渡来したとの伝承を伝える地域は熊野だけでなく日本や韓国の各地にありますが、中国側で最も一般的だったのが熊野だったようで、徐福が熊野に渡ったとの話が中国側の文献の上でいくつか見られます。

そのような熊野にゆかりのある伝説的な人物の名がタイトルのSF映画です。

残念ながら熊野地方での公開は予定されていないようですが。

下の本は映画『徐福』とは関係ありませんが、徐福のマンガということで諸星大次郎さんの『徐福伝説』。

ハマゴウの花

ハマゴウの花が咲いていました。

草のように見えますが、木です。砂浜に生息する海浜植物 。砂地に這うように幹や枝を伸ばします。

生き物にはそれぞれにそれぞれの様々な生き方があるのだなと思います。

葉を線香の原料にしたことから浜香、そこからハマゴウに転訛したとか。

ハマゴウ

ヒナノシャクジョウがポツポツと

先日、山を歩いていたらヒナノシャクジョウ(雛の錫杖)がポツポツと生えていました。

菌従属栄養植物。古い言い方だと腐生植物。光合成を行わず、土壌中の菌類に寄生して生きる植物。

極々小さな植物ですが、白いので目につきます。茎も葉も白。花が咲くのはまだこれから。花の色は外側は白で内側は黄色。

ヒナノシャクジョウ
ヒナノシャクジョウ 2021.7.13 撮影

環境省の都道府県絶滅危惧種検索で調べてみたらヒナノシャクジョウは神奈川県ではすでに絶滅。京都府で絶滅寸前種。和歌山県では絶滅危惧Ⅱ類(VU)。