12月8日は奥三河の花祭が数百年の時を経て熊野に里帰りした日

熊野花祭

本日12月8日は奥三河の花祭が数百年の時を経て熊野に里帰りした日。
去年2018年12月8日に熊野本宮大社旧社地で奥三河の花祭熊野公演が行われました。

歴史的な瞬間に実行委員として立ち会えたことを幸せに思います。

公演に先立って先立って私が5分ほど話をさせていただきましたが、そのときの原稿がこちら。
奥三河の花祭 熊野公演のために用意した原稿

こちらは私の話を3分ほどにまとめた動画です。ぜひご覧ください。

紀伊半島地域ポイントカード Kii Card(キイカード)

kii Card
2019年12月7日付「紀南新聞」

12月7日付の紀南新聞さんに kii Card(キイカード)の広告が。紀伊半島の地域経済を応援するための地消地産のポイントカード。よい取り組みだと思います。熊野中、紀伊半島中に加盟店が広まってくれたらいいなあ。

気仙沼クルーカードのお話を聞いて、熊野でもやればいいのにと思っていましたが、三重県御浜町の「一般社団法人ツーリズムみはま」さんが動いてくれました。

Kii Cardとは – kii card

熊野本宮の巫女が主役の能「巻絹」

観世九皐会12月定例会チラシ
観世九皐会12月定例会チラシ

2019年12月8日(日)、東京新宿、矢来能楽堂にて、熊野本宮を舞台とした能「巻絹」が演じられます。

千疋の反物を三熊野へ届けなければ
ならない帝の臣下。
途中の見事な梅に足を止めて
刻限に遅れてしまいます。
顛末やいかに?『巻絹』。

観世九皐会12月定例会 – 矢来能楽堂
謡曲「巻絹」と音無の梅の歌
謡曲「巻絹」と音無の梅の歌 熊野本宮大社旧社地大斎原の西の鳥居の傍らにある案内板

主役は熊野本宮の巫女。熊野本宮において巫女の役割が重要であったことが伺える能です。

また梅の花の歌にまつわるお話なので、『万葉集』第五巻の「梅花の歌」の序文を出典とする「令和」の時代に演じられるのにふさわしい演目です。

音無にかつ咲きそむる梅乃花 匂はざりせば誰か知るべき

(音無の里で音もなくこのように咲き始めた梅の花、匂わなかったならば誰が知ることができようか)

※音無の里は現・和歌山県田辺市本宮町本宮の辺りだと思われます。

謡曲「巻絹」現代語訳