使用済み核燃料の中間貯蔵施設

私は熊野地方を世界的な観光地にしたいと考えていますが、使用済み核燃料の中間貯蔵施設は熊野の地域ブランドにマイナスの影響しか与えないように思います。

熊野地方では日置川町(現白浜町)、那智勝浦町、古座町(現串本町)、紀伊長島町(現紀北町)、海山町(現紀北町)、熊野市に原子力発電所の建設計画がありましたが、熊野の住民たちはこれらをことごとく拒みました。

熊野には原発はいらないし、使用済み核燃料の中間貯蔵施設もいらない、と私は考えます。

「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産の登録基準による評価

昨日の和歌山大学南紀熊野サテライトの永瀬先生による学部開放授業より。「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産の登録基準による評価。「東アジアにおける宗教文化の交流と発展を示す神道と仏教との比類のない融合」。これが評価された。

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」

‪観光で来られるお客様に対して私たちは「神道と仏教との比類のない融合」の一端でも示すことができているのか。‬

八上神社の森

八上神社の森はいつ伐採されてしまったのでしようか?

和歌山県指定天然記念物の多くは昭和33年4月1日に指定されていますが、八上神社の近くにある田中神社の森はそれらに先んじて昭和31年11月13日に指定されています。これが和歌山県指定天然記念物の第1号。

八上神社の森は県指定天然記念物にはなっていません。激しい神社合祀が行われていた時期には氏子さんたちが抵抗して森を守りましたが、その後、たぶん戦時中か戦後かに伐採されてしまったのでしょう。森が残されていたら田中神社の森とともに指定されていただろうと思います。

八上神社の森が伐採されてしまったので、田中神社の氏子さんたちが森を伐採されないように田中神社の森の天然記念物指定を急いだのではないか、と想像します。

熊楠が「シイノキ密生して昼もなお闇く、小生、平田大臣に見せんとして写真とりに行きしに光線入らず、止むを得ず社殿の後よりその一部を写せしほどのことなり」と述べた森がかつて八上神社にはありました。
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