青森県大間町のまちおこしゲリラ集団「あおぞら組」組長、Yプロジェクト社長の島康子さんの野望は、日本を、鯉のぼりでなく、マグロのぼりの国にすること!
マグロのぼりフルセット、お値段は19万円+消費税!
勝浦にもマグロのぼりはありますが、こちらのマグロのぼりもいかがでしょうか!
マグロのぼり – Yプロジェクト
http://yproject.co.jp/maguronobori.html
マグロを釣るのではない。マグロに選んでもらう。
島康子さんの講義のなかでも紹介された、青森県大間町の、マグロの一本釣りで「神様」といわれる山崎倉(やまざき おさむ)氏の言葉。
同じことを繰り返して繰り返して、たまに選んでくれるマグロがある。
マグロ様はさ偉いもんでさ、昔の殿様みたいなものだ。
日本をマグロのぼりの国にするには、まず日本人がマグロのことをもっと大事にするようにならなければならないの
現在、日本のマグロの漁獲の多くを占めるのが巻き網漁法によるものです。幼魚も成魚も関係なく魚群をごっそり一網打尽に穫るのが巻き網漁法です。
持続可能性などは考慮しません。網の底の方で潰れたマグロは商品にならないので漁獲した2割程はその場で廃棄します。目先のことや自分のことだけを考えたら巻き網はとても効率的な漁法です。
マグロを世界でいちばん痛めつけているのは日本人です。
「マグロに選んでもらう」「選ぶのはマグロ」というマグロへの敬意が巻き網漁法にはありません。
大切なのはマグロの意志。
マグロより漁師が偉い、獲物より狩人が偉い、などというのは人間の高慢です。
熊野勝浦もマグロで有名ですが、勝浦港には巻き網漁法で漁獲されたマグロは水揚げされません。勝浦港に水揚げされるマグロは延縄(はえなわ)漁法で漁獲されたものだけです。
延縄も釣りであり、その餌を食うか食わないか、選ぶのはマグロの意志です。
WWFが呼びかけた持続可能なマグロ資源の利用を促す署名に日本の企業として初めて賛同したのは熊野勝浦の水産加工会社、ヤマサ脇口水産さんです。
持続可能な漁業を熊野は目指しています。