2年前の今日、2018年6月14日、日比谷図書文化館の大ホールで開催された日比谷カレッジ「ジャパニーズ・エコロジー 南方熊楠ゆかりの地を歩く」に登壇させていただきました。
このときにご一緒させていただいた水野雅弘さんのご著書が6月19日に出版されます。
未来をよりよいものにするためのヒントがたくさん詰まっていそうで、読むのが楽しみです。予約注文しました。
※本ページは広告による収益を得ています。
2年前の今日、2018年6月14日、日比谷図書文化館の大ホールで開催された日比谷カレッジ「ジャパニーズ・エコロジー 南方熊楠ゆかりの地を歩く」に登壇させていただきました。
このときにご一緒させていただいた水野雅弘さんのご著書が6月19日に出版されます。
未来をよりよいものにするためのヒントがたくさん詰まっていそうで、読むのが楽しみです。予約注文しました。
先日、くまの手仕事(研)さんの苧麻(カラムシ)の繊維をとる講習会を見学させていただきました。
植物から繊維があんな風に手でとれるんですね!
カラムシはイラクサ目イラクサ科の多年生植物。古くから繊維をとるために栽培された植物ですが、現在では雑草扱いされています。本宮町内の道端などにも生えており、雑草として刈られています。
別名、紵(お)、苧麻(ちょま)、青苧(あおそ)、山紵(やまお)、真麻(まお)、苧麻(まお)など。
中世、熊野を詣でる女性は「むし」を垂らした市女笠をかぶり、顔を隠しました。
「むし」とは女性が市女笠(いちめがさ)の周りに垂らして外から顔を見透かされるのを防いだ布。この 「むし」はカラムシの繊維で織られました。 カラムシの繊維で織られたものだから「むし」の名が付けられたようです。
熊野を詣でる女性を「むしたれいた」と呼びました。
「いた」は巫女のこと。「むし」を垂らした巫女。むしたれいた。
熊野を詣でる女性はみな熊野の巫女であると見なされました。
西行の歌に以下のようなものがあります。
み熊野のむなしきことはあらじかし むしたれいたの運ぶ歩みは
訳)神聖な熊野三山は、詣でて虚しいことはあるまいよ。むしたれいたの運ぶ足を見ているとそう思う。
『山家集』下 雑(百首) 1529
現在、カラムシの繊維・織物の産地として知られるのは福島県会津地方の昭和村と沖縄県宮古島市の宮古島の2箇所のみ。
熊野で育ったカラムシからとった繊維で織物ができたら素敵だな、と思います。熊野産の「むし」、見てみたいです。
昨日、久しぶりに県境を越えて三重県・東紀州に行きました。
県は別ですが、かつては同じ紀伊国、同じ熊野であった地域です。
昨日、半年ぶりくらいに県境を越えて訪れた七里御浜。7里、約28kmの御浜。
— てつ@み熊野ねっと (@mikumano) June 5, 2020
「みはま」は、神様のものであることを表す接頭語「み」+「はま」で、神様の浜を意味するのでしょう。
七里御浜が見えてきたとき、嬉しい気持ちになりました。 pic.twitter.com/7yyilQGP7m
昨日訪れたのは、明後日6月7日オープン予定の七里御浜ツーリストインフォメーションセンター。