国指定重要無形民俗文化財「河内祭」の主祭場となる無社殿神社

河内島

河内祭の主祭場となる河内島
古座川の川中にある、島を御神体とする無社殿神社。

河内島

紀伊続風土記』の宇津木村の条には以下のように記されています(現代語訳てつ)。

河内明神
村の巳の方(※南南東※)、古座川の中にある。高さ15間ばかり、周50間ばかりの岩山の小島である。これを神として祀り、高川原村古田村・宇津木村・月野瀬村の4ヶ村の氏神とする。古から土地の人はこの島に登ったことがなく、島中の草木にかりそめにも手を触れることもない。岸頭の岩、高さ30間、横の山足50間ばかりを境内とする。

河内島が浮ぶ古座川はかつては祓川と呼ばれていました。ケガレを祓う聖なる川。

古座神社の鳥居の真向かいに九龍島

古座神社、九龍島

古座神社の鳥居の真向かいに九龍島(くろしま)。

古座神社は河内祭(こうちまつり)で神事が執り行われる場所のひとつ。
河内祭に先立って九龍島では獅子舞の奉納が行われるそうです。

国の重要無形民俗文化財、河内祭は今年から7月の第4土日に執り行われることになりました。今年は7月23・24日。

国の重要無形民俗文化財、河内祭、今年は7月23・24日に斎行

国の重要無形民俗文化財、河内祭(こうちまつり)はこれまで7月24・25日に斎行されていましたが、今年から7月の第4土日にということになりました。

今年は7月23・24日。

河内祭

河内祭は、河口近くにある古座神社から古座川を3kmほど遡った川中にある河内島に御神霊を里帰りさせるお祭り。

河内祭

河内祭は日本遺産「鯨とともに生きる」の構成文化財のひとつです。古式捕鯨の鯨船を御神霊の御座船として用います。