熊野権現の石祠

熊野権現の石祠

町内のとある神社でお祭りされている熊野権現の石祠。

石祠の両側面に銘が入っていて、たぶん嘉永6年正月28日。

熊野権現の石祠
熊野権現の石祠

全国の熊野神社には御祭神をイザナミ、速玉之男、事解之男とする所が多いのですが、それはたぶん明治の神仏分離以降のことで、神仏分離以前はただ熊野権現と呼ばれていたのではないかと思います。

「権現」とは字義的には「仮に現われた」ということ。仮に現われたものが権現です。

何が仮の姿をとって現れたのかというと、仏。本体は仏であり、仮に現われたものが神。その仮に現れた神のことを権現と称しました。

権現という神の称号は仏教色が強いため、明治の神仏分離により使えなくなりました。

特殊伐採

地域の神社の鳥居近くにあった枯れかけた木を伐採してもらいました。

鳥居の他に線や道路などもあって根元から伐れないので、上から1本ずつ枝を切り降ろしてもらいました。

特殊伐採

高所作業車やクレーンなども入れず、難しい伐採でした。無事に伐ってもらえてよかったです。

この鳥居は本宮町で一番古い鳥居です。

特殊伐採
特殊伐採

復曲能「名取ノ老女 」

東北地方太平洋岸における熊野信仰布教の拠点であった宮城県名取市で先日上演された復曲能「名取ノ老女 」。

地謡で参加された鈴木啓吾さまからパンフレットや手ぬぐいをいただきました! ありがとうございます!

名取ノ老女 」は熊野の山伏が名取の老巫女に梛の葉を届けるお話。熊野の神様の霊験を伝える能の演目。復曲された「名取ノ老女」では名取の地名が読まれたり、「熊野の本地」が語られたり、変更点がいくつかあります。

名取ノ老女
名取ノ老女